ユニクロが長年にわたり世界をより良くするために社会貢献に取り組んできたフィロソフィーに、Estate of Pablo Picasso（ピカソ著作権団体）が共感し実現したパブロ・ピカソとのコラボレーションTシャツの発売を記念し、フランス・パリのピカソ美術館とArtolutionの協力によるアートプロジェクトを３月よりスタート。
ピカソは、スペイン・マラガ出身の画家、彫刻家、版画家。1900年の19歳に初めて芸術と文化の都・パリを訪れ、その後1904年から1940年代にかけて創作の拠点をパリに移す。ピカソはパリで「青の時代」や「バラ色の時代」といった重要な時期を経て、物体の見方を根本から変えたキュビズムの創始者としても知られる。常に革新を求め続けた姿勢は、アート界にとどまらず、彫刻や陶芸、文学、音楽など多様な分野にも及び、現代の多くのアーティストたちにも深く刻まれている。
スペイン内戦で一般市民へ無差別攻撃を受けた古都ゲルニカを題材として、パブロ・ピカソは壁画の大作「ゲルニカ」を描き強い怒りを表現したりと、平和への願いを込めた作品も。今回チャリティーティーシャツに起用された絵画「花束を持つ手 Bouqet of Friendship」は、２人の手が色鮮やかな花束を優しく握る様子を描いており、1958年ストックホルムで開催された平和会議のために描かれた作品。平和のシンボルである本作品は、平和な社会づくりにおける人と人との繋がりの重要性のメッセージが込められている。
ピカソは目まぐるしく作風を変えながら、91年の生涯を通して数多くの作品を生み出した。そこからは、失敗を恐れず、自分の描きたいものを描くという信念を貫き、新しい世界を切り開いたピカソの生きざまが見えてきます。
■2025年3月20日までアートワークショップ「Bouquet of Peace」をユニクロTOKYO4階にて開催
作品「花束を持つ手」を題材に、偉大なピカソのアートに触れ、平和について考える機会を創出。ピカソ美術館から提供されたピカソ作品の貴重な資料が展示されており、参加者は作品への理解を深め、自由な発想で人ぞれぞれの平和を描けます。本アートワークショップは、パリ・ニューヨーク・東京をはじめ世界25都市で順次開催。5月にパリのピカソ美術館に集めて、アーティストの手により平和の願いを込めたひとつの大きな作品として完成され、5月にパリのユニクロ マレ店にて期間限定で公開を予定。
【東京のワークショップ開催概要】
日時：2025年3月13日（木）〜20日（木）11時〜19時
場所：ユニクロ TOKYO 店 4階（マロニエゲート銀座2 4F)
内容：ピカソのアートの世界に触れ、平和への想いや願いをこめたアート作品をどなたでも自由に制作できます。出来上がった作品は5月にパリのユニクロ マレ店にて期間限定で公開を予定。
■「PEACE FOR ALL」プロジェクトについて
「PEACE FOR ALL」は、「世界の平和を心から願い、アクションする」という趣旨に賛同した著名人の方々にボランティアで依頼。それぞれの平和への願いをデザインしたTシャツを販売するもの。2022年6月のプロジェクト開始から、これまでに42組のコラボレーターが賛同し、平和への願いを込めてデザインしたTシャツ約628万枚以上を販売、その売り上げによる寄付額は18.8億円を超えた。寄付金はパートナーシップを結んだ団体を通じて、世界各地で避難生活を強いられている人々の命を守る緊急人道支援や、紛争などの影響で困難な状況に直面する子どもたちへの支援などに充てられている。（2024年11月時点）
■「PEACE FOR ALL」寄付先
ユニクロを展開する株式会社ファーストリティリングは、利益の全額（１枚あたり販売金額1500円の20%相当）を、貧困、差別、暴力、紛争などによって影響を受けた人々に対して人道的支援を行なっている3団体に寄付し、その資金は国際的な平和のための活動に充てられる。
□国連難民高騰弁務官事務所（UNHCR）
□Save the Children
□Plan International
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